屋久島山行 其一

鬱蒼林藪鹿麛潛
多少喬杉數仰瞻
此島無時非雨後
山中到處翠光霑

2009年10月作

押韻

潛・瞻・霑:下平声十四塩韻

訓読

屋久島山行 其の一

鬱蒼たる林藪 鹿麛 潜み
多少の喬杉 數(しばしば)仰瞻す
此の島 時として雨後に非ざる無く
山中 到る処 翠光 霑(うるほ)ふ

山行:山歩き
鹿麛:鹿と鹿の子
喬杉:背の高い杉
仰瞻:あおぎみる
無時非雨後:雨の後でない時はない。つまり、いつも雨上がりである。屋久島は「1ヶ月に35日雨が降る」といわれるほど雨が多い。

屋久島の山歩き

鬱蒼として生い茂る林と藪には鹿の親子がひそみ
たくさんの大きな杉を何度もあおぎみる
この島には雨上がりではない時などないのであって
山の中のいたるところで木々の緑が濡れてキラキラ光っている