汎兮堂主人自作の漢詩集です
ホーム
受賞作
MENU
ホーム
受賞作
SIDE
ホーム
アーカイブ:
2019
秋夜懷舊【2019.10】(秋夜 旧を懐ふ)
秋夜懷舊【2019.10】(秋夜 旧を懐ふ)
2019年11月3日日曜日
春風吟社
題詠
秋夜懷舊 宿昔雄心空化灰 孤燈明滅老蛩哀 何方可遡出郷日 半世蹉跎圖挽回 2019年10月 押韻 灰・哀・回:上平声十灰韻 訓読 秋夜 旧を懐ふ 宿昔の雄心 空しく灰と化し 孤燈 明滅し…
奉頌卽位大典【2019.10】(即位の大典を頌し奉る)
奉頌卽位大典【2019.10】(即位の大典を頌し奉る)
2019年11月3日日曜日
慶祝
皇室
奉頌卽位大典 秋霖遽霽彩虹新 令日和風恰似春 一億蒼生歡喜遍 微躬忝覯此昌辰 2020年 押韻 新・春・辰:上平声十一真韻 訓読 即位の大典を頌し奉る 秋霖 遽かに霽れて 彩虹 新たに 令日…
秋窗雨夜【2019.09】
秋窗雨夜【2019.09】
2019年10月13日日曜日
雨
秋
題詠
夜
秋窗雨夜 淅瀝忍聽檐滴聲 殘蛩斷續更傷情 孤鰥懷抱無由託 空對暗窗眠未成 2019年9月 押韻 下平声八庚韻:聲・情・成 訓読 秋窓雨夜 淅瀝として 聴くに忍びんや 檐滴の声 残蛩…
中秋偶感【2019.09】
中秋偶感【2019.09】
2019年10月6日日曜日
月
秋
夜
中秋偶感 欲弄中秋嘆不遑 晨昏齷齪得錢忙 更闌疲憊歸家路 止歩陶然仰月光 2019年9月 押韻 下平声七陽韻:遑・忙・光 訓読 中秋偶感 中秋を弄せんと欲するも遑あらざるを嘆き 晨昏 …
聞某氏費萬金欲赴月想起久米仙人戲作【2019.08】(某氏の万金を費やして月に赴かんと欲するを聞き、久米仙人を想起して戯れに作る)
聞某氏費萬金欲赴月想起久米仙人戲作【2019.08】(某氏の万金を費やして月に赴かんと欲するを聞き、久米仙人を想起して戯れに作る)
2019年9月22日日曜日
月
時事
聞某氏費萬金欲赴月球想起久米仙人戲作 羽客纔窺浣女腓 神通遽失志全違 昨今財力勝仙術 能伴佳人向月飛 2019年8月 押韻 上平声微韻:腓・違・飛 訓読 某氏の万金を費やして月に赴…
月下會友【2019.08】(月下 友に会ふ)
月下會友【2019.08】(月下 友に会ふ)
2019年9月15日日曜日
月
酒
題詠
友
月下會友 萬語難殫久闊情 歓談不管夜寒生 再倶賞月知何日 君更乾杯我喚罌 2019年8月 押韻 下平声八庚韻:情・生・罌 訓読 月下 友に会ふ 万語 殫くし難し 久闊の情 歓談 管…
夏夜對月【2019.07】(夏夜 月に対す)
夏夜對月【2019.07】(夏夜 月に対す)
2019年8月11日日曜日
夏
月
題詠
夜
夏夜對月 深更蒸暑夢頻醒 遠近蛙聲仰月聽 遙想廣寒宮裏夜 嫦娥應賞地球靑 2019年7月 押韻 下平声九青韻:醒・聽・靑 訓読 夏夜 月に対す 深更の蒸暑 夢 頻りに醒め 遠近の蛙声…
自人類初到月經五十年有感【2019.07】(人類の初めて月に到りてより五十年を経て感有り)
自人類初到月經五十年有感【2019.07】(人類の初めて月に到りてより五十年を経て感有り)
2019年8月4日日曜日
偉人
詠史
月
自人類初到月經五十年有感 欽羨鴻功竹帛埀 後人空仰九天涯 何當飛破億千里 圓月中央建旭旗 2019年7月 押韻 埀・涯・旗:上平韻四支韻 訓読 人類の初めて月に到りてより五十年を経て…
月下納涼【2019.07】(月下納涼)
月下納涼【2019.07】(月下納涼)
2019年7月7日日曜日
月
題詠
朝顔
月下納涼 晩來涼味逐更加 浴後歩庭風韻嘉 漏樹月光微照處 牽牛蓓蕾碧於花 2019年7月 押韻 下平声麻韻:加・嘉・花 訓読 月下納涼 晩来 涼味 更を逐ひて加はり 浴後 庭を歩めば …
奉祝踐祚【2019.05】(践祚を祝ひ奉る)
奉祝踐祚【2019.05】(践祚を祝ひ奉る)
2019年6月2日日曜日
慶祝
皇室
奉祝踐祚 六十餘州瑞氣盈 九重宮闕綵雲生 兆民齋喜皇基定 萬歳聲酬萬歳聲 2019年5月 押韻 盈・生・聲:下平声八庚韻 訓読 践祚を祝ひ奉る 六十余州 瑞気 盈ち 九重の宮闕 綵雲 生…
山莊獨賦【2019.04】(山荘に独り賦す)
山莊獨賦【2019.04】(山荘に独り賦す)
2019年5月5日日曜日
山
春
題詠
山莊獨賦 朝聽檐滴和啼鳥 夕見窗風閃落花 草賦何須湖上飲 雨奇晴好在吾家 2019年4月 押韻 下平声六麻韻:花・家(対句のため起句は踏み落とし) 訓読 山荘に独り賦す 朝に聴く …
看河鍋曉齋畫【2019.04】(河鍋暁斎の画を看る)
看河鍋曉齋畫【2019.04】(河鍋暁斎の画を看る)
2019年5月5日日曜日
偉人
絵画
看河鍋曉齋畫 縦横奇想彩毫飄 怪力亂神無不描 休道醉人遊戲業 畫龍方欲舞天飆 2019年4月 押韻 飄・描・飆:下平声二蕭韻 訓読 河鍋暁斎の画を看る 縦横なる奇想 彩毫 飄り 怪力乱神 …
鴨東竹枝【2009.04】
鴨東竹枝【2009.04】
2019年4月14日日曜日
京都
桜
受賞作
鴨東竹枝 落花光底水流暗 流水聲中花落閑 斂鬢紅英慵拂去 欲煩郎拭倒雲鬟 2009年4月 押韻 閑・鬟:上平声十五刪韻(対句のため起句は踏み落とし) 訓読 鴨東竹枝 落花光底 水流る…
客中値春【2019.03】(客中 春に値ふ)
客中値春【2019.03】(客中 春に値ふ)
2019年4月14日日曜日
春
題詠
旅
客中値春 男子離家不憶家 客蹤信興到天涯 東風歳歳促人老 荏苒無爲又見花 2019年3月 押韻 下平声六麻韻:家・涯・花 訓読 客中 春に値ふ 男子 家を離れては 家を憶はず 客蹤 …
篠山猪羹 其二【2019.03】(篠山の猪羹 其の二)
篠山猪羹 其二【2019.03】(篠山の猪羹 其の二)
2019年4月7日日曜日
食事
丹波篠山
兵庫県
篠山猪羹 其二 豐姸不背牡丹名 膏露下咽元氣生 君唱俚謡吾撃缶 此香此味動羇情 2019年3月 押韻 名・生・情:下平八庚 訓読 篠山の猪羹 其の二 豊妍 背かず 牡丹の名 膏露 咽を…
篠山猪羹 其一【2019.03】(篠山の猪羹 其の一)
篠山猪羹 其一【2019.03】(篠山の猪羹 其の一)
2019年4月7日日曜日
食事
丹波篠山
兵庫県
篠山猪羹 其一 豆栗蕈禾茶又酒 此州美産日東魁 就中滋味何尤勝 滿釜猪羹正熟來 2019年3月 押韻 魁・來:上平声十灰韻 訓読 篠山の猪羹 其の一 豆 栗 蕈 禾 茶 又た 酒 此…
曉庭聞鶯【2019.02】(暁庭 鶯を聞く)
曉庭聞鶯【2019.02】(暁庭 鶯を聞く)
2019年3月10日日曜日
春
題詠
鳥
曉庭聞鶯 早畢晨餐掃小庭 老梅枝痩蕾猶靑 家家春信有遅速 鄰戸鶯聲隔竹聽 2019年2月 押韻 下平声九青韻:庭・靑・聽 訓読 暁庭 鶯を聞く 早に晨餐を畢へて小庭を掃ふ 老梅 枝…
平成最後立春書感【2019.02】(平成最後の立春 感を書す)
平成最後立春書感【2019.02】(平成最後の立春 感を書す)
2019年2月17日日曜日
春
平成最後立春書感 曾期功業畫麒麟 書劍無才竟後人 難奈歳華如逝水 平成三十一回春 2019年2月 押韻 上平声十一真韻:麟・人・春 訓読 平成最後の立春 感を書す 曽て期す 功業 …
曉起聞鶯【2019.01】(暁起 鶯を聞く)
曉起聞鶯【2019.01】(暁起 鶯を聞く)
2019年2月10日日曜日
春
題詠
朝
鳥
曉起聞鶯 早晨睡足一心輕 夜雨霽來梅蕾明 今日豫期多好事 先聽黃鳥報春聲 2019年1月 押韻 下平声八庚韻:輕・明・聲 訓読 暁起 鶯を聞く 早晨 睡 足りて 一心 軽く 夜雨 …
雪後偶拈【2018.12】
雪後偶拈【2018.12】
2019年1月20日日曜日
雪
題詠
冬
雪後偶拈 宿雪晴來地閃銀 山河無處不淸新 豐年瑞兆眼前在 一日冱寒非苦辛 2018年12月 押韻 上平声十一真韻:銀・新・辛 訓読 雪後偶拈 宿雪 晴れ来たって 地は銀を閃めかし …
謹賦宸題 光【2018.12】(謹んで宸題「光」を賦す)
謹賦宸題 光【2018.12】(謹んで宸題「光」を賦す)
2019年1月6日日曜日
御題
新年
謹賦宸題 光 白日光煕遍萬邦 月華淸冽絶無双 孤螢雖小最堪愛 半夜照來勤學窗 2018年12月 押韻 上平声三江韻:邦・双・窗 訓読 謹んで宸題「光」を賦す 白日の光煕 万邦に遍く…
除夜偶感【2019.01】
除夜偶感【2019.01】
2019年1月5日土曜日
寺
神社
年末
除夜偶感 詩債甚多心力窮 對燈把筆獨吟慵 推敲數刻歳將盡 頻請緩撞除夜鐘 2019年1月 押韻 上平声二冬韻:窮(東韻からの借韻)・慵・鐘 訓読 除夜偶感 詩債 甚だ多くして 心力…
新しい投稿
前の投稿
ホーム