曉起聞鶯【2019.01】(暁起 鶯を聞く)
曉起聞鶯
早晨睡足一心輕
夜雨霽來梅蕾明
今日豫期多好事
先聽黃鳥報春聲
2019年1月
押韻
下平声八庚韻:輕・明・聲
訓読
暁起 鶯を聞く
早晨 睡 足りて 一心 軽く
夜雨 霽れ来たって 梅蕾 明らかなり
今日 予期す 好事 多からんと
先づ聴く 黄鳥 春を報ずるの声
注
黄鳥:ウグイス
訳
明け方に起きてウグイスの声を聞く
睡眠が十分とれて心も軽い早朝
夜中に降っていた雨も上がって梅のつぼみも明るくかがやいている
今日はきっといいことが多いだろうと予想していると
さっそく、ウグイスが春を告げる声を聞くことができた
補足
春風吟社2月提出の題詠です。実生活ではこんなふうに気持ちのいい目覚めはほとんどありませんが。
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