平成最後立春書感

曾期功業畫麒麟
書劍無才竟後人
難奈歳華如逝水
平成三十一回春

2019年2月

押韻

上平声十一真韻:麟・人・春

訓読

平成最後の立春 感を書す

曽て期す 功業 麒麟に画かるるを
書剣 才無くして 竟に人に後る
奈んともし難し 歳華の逝水の如きを
平成三十一回の春

平成最後立春:平成31年(2019年)2月4日。同年5月1日改元のため、この日が平成で最後の立春となった。
麒麟:「麒麟閣」の略。漢の宣帝のとき、漢の功臣十一人の肖像を掲げた。 新井白石《自題肖像》「明時何用畫麒麟」
書劔:書物と剣。学問と武術。
歳華:年月。時の流れ。
逝水:流れ去る川の水。ふたたび帰らないもののたとえ。

平成最後の立春に感じたことをしるす

かつて平成がはじまったころ、大人になったら麒麟閣に肖像をえがかれるような功績をあげようと心に期していたが
学問も武芸も才能がなく、結局、ほかの人たちに後れをとってしまった
歳月が流れる川の水のように過ぎ去ってしまうのをどうすることもできない
平成の31回もの春がむなしく過ぎ去ってしまった

補足

平成最後の春にのぞんで、実感を詩にしてみました。わびしい内容ですが仕方ありません。