登大室山望富嶽 其二【2008.11】(大室山に登りて富嶽を望む 其の二)
登大室山望富嶽 其二
東西南北擴山根
玉貌如冰靈気存
萬國一天靑不盡
孤峰銀雪照乾坤
2008年11月
押韻
根・存・坤:上平声十三元韻
訓読
大室山に登り富嶽を望む 其の二
東西南北 山根を擴げ
玉貌 冰の如く 靈気存す
萬國 一天 靑盡きず
孤峰の銀雪 乾坤を照らす
注
大室山:「其の一」の注を参照。
訳
大室山に登って富士山を望む
富士山は東西南北四方に山すそを広げ
玉のように美しい姿は氷のように清らかで,神々しい雰囲気が存在している
世界には数多くの国があるが、それをつなぐたった一つの空は、どこまでも尽きることなく青く
ひとつだけ抜きん出た富士の高嶺に輝く雪は天地を照らしている
補足
画像を見ると、富士山が遠くにちょっとだけ小さく見えているように感じられるかもしれませんが、実際に大室山から見た感じでは、もっとずっと大きく見えます。この日は天気も最高だったのでこれ以上ないほどの富士の雄姿を望むことができました.
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