早春偶作

帯靄浴光梅破蕾
臨牋走筆客成詩
不知靑旆何辺有
醉酒高吟非所怡

2009年3月

押韻

詩・怡:上平声四支韻.対句のため起句は踏み落とし

訓読

早春偶作

靄を帯び 光を浴びて 梅 蕾を破り
牋に臨み 筆を走らせて 客 詩を成す
知らず 靑旆 何れの辺りに有るかを
酒に醉ひて高吟するは 怡しむ所に非ず

:箋に同じ.詩文をかきつける紙
靑旆:青い旗.呑み屋の印.

早春たまたまできた詩

もやにうるおい,日の光を浴びて,梅の蕾は開き
詩箋にむかい,筆を走らせて,旅人は詩を作る
呑み屋がどこにあるかは知らない
酒に酔って大声で詩を吟じるのは私がたのしみとすることではないから

補足