梅花【2009.02】
梅花
雨乾紅更艶
日照白逾姸
香氣出梅圃
遙流欲滿天
2009年2月
押韻
妍・天:下平声一先韻
訓読
梅花
雨乾きて 紅 更に艶に
日照りて 白 逾 妍なり
香気 梅圃を出で
遥かに流れて 天に満ちんと欲す
注
逾:「いよいよ」と訓じ,ますます,の意
訳
梅の花
雨が乾いて紅梅の紅はいっそうあでやかとなり
日が照って白梅の白はますます美しい
香りは梅畑をあふれ出て
遠く流れていき,空いっぱいに満ちていこうとしている
補足
ひきつづき青谷梅林の詩です.昨年秋に漢詩の作詩を再開してから七言絶句しか作ってなかったのですが,たまには他の詩形をと思い,五言絶句を作ってみました.
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