荷亭凭雨【2018.07】(荷亭 雨に凭る)
荷亭凭雨
無數芙蓉占半池
滿亭花氣正淸奇
乍敲欄檻乍彈葉
應是雨聲催好詩
2018年7月
押韻
上平声四支韻:池・奇・詩
訓読
荷亭 雨に凭る
無数の芙蓉 半池を占め
満亭の花気 正に清奇
乍ち欄檻を敲き 乍ち葉に弾む
応に是れ 雨声 好詩を催すなるべし
注
芙蓉:ハスの花
乍A乍B:Aしたかと思うとBする
應是:きっと~であるにちがいない
訳
蓮池べりのあずまやで雨に降られる
無数の蓮が池の半分を覆い
あずまやいっぱいに広がる花の香りはまさに清らかですばらしい
あずまやの欄干をたたいたかと思うと、蓮の葉に弾む
これはきっと雨音がよい詩を作れとうながしているのにちがいない
補足
春風吟社8月提出の題詠です。
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿