盆梅

雖小非卑可共貧
橫斜疎影机邊伸
探花何必冒寒步
閉戶飽看盆上春

2025年3月

押韻

上平声十一真韻:貧・伸・春

訓読

盆梅

小なりと雖も卑に非ずして 貧を共にすべく
横斜の疎影 机辺に伸ぶ
花を探るに 何ぞ必ずしも 寒を冒して歩まんや
戸を閉ざして 飽くまで看る 盆上の春

注

何必:どうして~する必要があろうか、必要ない
飽:あくまで。心ゆくまで。

訳

盆梅

小さくはあるけれども、みすぼらしくはないこの梅は貧しさを共にするのにふさわしく
横に斜めにまばらな影を机のあたりに伸ばしている
花を探すのに寒さを冒して歩き回る必要がどうしてあるだろう
戸を閉ざして家にこもり、この盆上の春を心ゆくまで眺めればよいのである

補足

我が家の出窓部分が完全にデッドスペースになっているため、ここに盆栽でも置いたらどうだろうなどと考え、盆梅を育てて花を咲かせることを妄想して詠んだ詩です。

なお、その後、盆栽も結構お金がかかることを知り、妄想を実現させることは早々にあきらめました。